2016年2月19日金曜日

太極拳上達の近道は「基本功」

お教室で太極拳の自習の話になったときだったか、先生が「なるべく基本功をやった方がいい」というお話をされていました。

「じゃぁ、今日はちょっと時間があるなっていうとき、24式のような套路を流すより、基本功をやった方がいいってことですか?」と聞いてみると、答えは「YES」でした。「太極拳らしい動きができるようになる」から、とおっしゃっていました。

「基本功ってなんですか?」と聞くと、そのお教室で準備運動にやっていたような、手先を使わないで脇から腕を回す練習とか、そんなもののようでした。

太極拳の講習会で「基本功」そのもののお教室を受けているという方に会いました。「どんなことするんですか?」と聞くと、「ヤートイ(圧腿)とか…」とのこと。あとで紹介くださったURLを見たら……。「えーっ、このカンフーみたいなキツい柔軟が基本功?」とびっくりしました。

「基本功」は日本武術太極拳連盟の『太極拳指導教本』で「太極拳のための体力トレーニング」(p57~ 第2章、第1節)として紹介されているように見えます。3種類に分けて紹介されています。

1. 柔軟性を養うトレーニング

2. 下肢を重点とした筋力を養うトレーニング

3. 調整力を養うトレーニング

こうしてみると、教室でよくやっていたのは「調整力を養うトレーニング」、講習会で先輩がおっしゃっていたのは「柔軟性を養うトレーニング」だったのかな、と思いました。

『太極拳指導教本』では、年齢や性別、習熟度、太極拳の目的などに応じてトレーニングの内容を選ぶようアドバイスしています。

私は、太極拳をしながら健康になりたい(=冷え性と虚弱体質の改善)ので、「柔軟性を養うトレーニング」を、筋肉をほぐす程度にできるだけ毎日すること、「筋力を養うトレーニング」をできるだけ日常生活に取り入れること、また、「調整力を養うトレーニング」を太極拳の楽しみとしてやっていきたいです。
筋肉を柔らかくして温めておくと、「筋力を養うトレーニング」をしたときに筋肉痛が少なくて、筋肉も付きやすいような気がしています。

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