2016年2月26日金曜日

上半身の動きと足の踏み方の練習

日曜日のお教室で、先生がいつでもどこでもできる基本功を教えてくださりました。24式太極拳の2回目の「単鞭」までを、「起勢」の姿勢で手だけやるんです。「野馬分鬃」は1回で、すぐ「白鶴亮翅」に行ってもいいそうです。

この練習のときは、肩甲骨を下げることと、丁寧に腰を回すこと、また、重心が乗った方の足をしっかり踏むことに注意しています。「弓歩」になるときは、後ろ足になる方の足を、その場でしっかりと踏みます。

2016年2月25日木曜日

手を動かさない練習

「これができたら太極拳も上手になる!?」かまで確認してないけど、太極拳で姿勢が治ってきた頃、けん玉を初めてやってみたら、なんとすぐできました。

上手な人が「手は動かさないで膝だけでやる」とコツを教えてくださりました。「手は使わないって太極拳に似てるなぁ」と思ってやってみたら、いきなりできたんです。

私の場合は、足を肩幅に開いて、背中を自然に伸ばして、肩を沈めて準備します。脇は緩んでいます。腕は優しく曲げて、けん玉はおへそよりちょっと高いくらいの位置ですかね。

お皿や剣に入れるときは、伸ばした背中を保ったまま椅子に座るように膝を曲げます。ある人は「卵を持っているみたいに優しく、膝のクッションを使って」とおっしゃっていました。

2016年2月19日金曜日

太極拳上達の近道は「基本功」

お教室で太極拳の自習の話になったときだったか、先生が「なるべく基本功をやった方がいい」というお話をされていました。

「じゃぁ、今日はちょっと時間があるなっていうとき、24式のような套路を流すより、基本功をやった方がいいってことですか?」と聞いてみると、答えは「YES」でした。「太極拳らしい動きができるようになる」から、とおっしゃっていました。

「基本功ってなんですか?」と聞くと、そのお教室で準備運動にやっていたような、手先を使わないで脇から腕を回す練習とか、そんなもののようでした。

太極拳の講習会で「基本功」そのもののお教室を受けているという方に会いました。「どんなことするんですか?」と聞くと、「ヤートイ(圧腿)とか…」とのこと。あとで紹介くださったURLを見たら……。「えーっ、このカンフーみたいなキツい柔軟が基本功?」とびっくりしました。

「基本功」は日本武術太極拳連盟の『太極拳指導教本』で「太極拳のための体力トレーニング」(p57~ 第2章、第1節)として紹介されているように見えます。3種類に分けて紹介されています。

1. 柔軟性を養うトレーニング

2. 下肢を重点とした筋力を養うトレーニング

3. 調整力を養うトレーニング

こうしてみると、教室でよくやっていたのは「調整力を養うトレーニング」、講習会で先輩がおっしゃっていたのは「柔軟性を養うトレーニング」だったのかな、と思いました。

『太極拳指導教本』では、年齢や性別、習熟度、太極拳の目的などに応じてトレーニングの内容を選ぶようアドバイスしています。

私は、太極拳をしながら健康になりたい(=冷え性と虚弱体質の改善)ので、「柔軟性を養うトレーニング」を、筋肉をほぐす程度にできるだけ毎日すること、「筋力を養うトレーニング」をできるだけ日常生活に取り入れること、また、「調整力を養うトレーニング」を太極拳の楽しみとしてやっていきたいです。
筋肉を柔らかくして温めておくと、「筋力を養うトレーニング」をしたときに筋肉痛が少なくて、筋肉も付きやすいような気がしています。

2016年2月18日木曜日

身体にいい太極拳をしたい

「身体のことを考えて太極拳したほうがいいよ」今週のお教室のあと、先生が声をかけてくださりました。私が「別のお教室で○○って注意されるんですけど…」と形の質問ばっかりするので心配くださったようです。

「『きれい』の基準は人によって違うから」先生はこうもおっしゃいました。上手な人の太極拳は見ていてきれいですけど、その逆、つまりきれいに見える太極拳は必ず上手なのかと言ったら、違いますよね。身体を合理的に使えているかどうかを考えながら練習する習慣を付けたいです。

身体の使い方について正しい知識を持つこと、また、正しい身体の感覚を持つことが大切だと思います。身体が正しい姿勢を覚えると、「胯が緩んでないな」「肩がカチンコチンだ」とか、身体のどこかがおかしいとき、違和感を感じるようになります。この感覚を鋭くすることが大事だと思っています。

2016年2月11日木曜日

「弓歩」で後ろ足の膝が中に入らない方法

「弓歩」の姿勢になったとき、「後ろ足の膝が中に入っている」と注意されたことはありませんか。私は太極拳を始めた頃からよく注意されました。今も時々なるそうです。「膝を痛めるからよくない」と言われても、気が付くとなってしまうんですよね。

私の場合は、後ろ足のつま先を「45°」にすることに神経質になってしまい、「蹴り出さなすぎ」でした。しんどくて、後ろ足の膝をつま先と同じ方向にできていませんでした。先生は「45°とか30°とか、数字で言われるのは気にしなくていいから、人の身体によってそれぞれだから、自分が楽になる角度まで蹴り出しなさい」とおっしゃいます。

2つめに、私は弓歩のときによくおしりが出てしまうんです。これも膝が中に入る原因だと思います。後ろ足の側の胯(クワ)をぐっと前に出すようにすると、おしりの後ろ側が固くなります。おしりの筋肉は、外側から真ん中に集めるように、太ももの前の筋肉は、ひざ小僧に向かって、内側から外側に、リボンを巻くようにイメージして、筋肉を使います。すると、太ももの内側が軽く張るような感覚があり、膝も中に入らなくなりました。

その他のチェックポイントとしては、前足、後ろ足共に、上から見て、ひざ小僧がつま先より前に出ないようにします。つま先より前に出ると、前に行き過ぎだそうです。

2016年2月10日水曜日

「起勢」で手を下ろす直前、膝は…?

この前のお教室で今さら確認したことです。「起勢(チーシー)」で手を下ろす直前、膝はどうなっているでしょう……?

手を上げる前の動作を一つ一つ確認していくと…

1. 最初の最初、「無極」の姿勢。
  足、背中は自然と伸びています。

2. 右の胯(クワ)を緩めます。右足に重心をかけます。

3. 右の腰が少し沈んだ分、左足の丈が余ります。
  押さえていたのを緩めるように、足腰を楽にしようとすると、
  すーっと、肩幅の分、左足が開きます。

4. 重心を、右足から、両足の間、真ん中に移ります。

「2」で右の胯を緩めたときに、膝も緩むので、少し曲がります。そのあと、そのままだから、手を下ろすときも、「膝は胯と同様、少し緩んでいるのが正解」でした。手を下げきったときの、膝と胯を緩めた状態の、ミニバージョンのようになっていればよい、ということでしょうか。
私は癖で、「4」の重心を真ん中に移すときに、身構えて膝が伸びてしまっていたそうです。

2016年2月9日火曜日

剣指が握れないのが治りました

太極剣の剣指って、作るの難しくありませんか?左手って右手よりも動かしづらく。

講習会で「剣指がうまく握れないんですが…」と質問したら、「段々年齢が上がっていくと握りづらい人もいるみたいですね」と若い先生は苦笑いされていました。先生は手に力を入れずに自然と握られているそうでした。

全然別のことですが、教室がある日に、「朝起きたときは手が温かいんですが、段々冷たくなってしまうんです」と先生に話しました。

すると先生は、「夜寝るときと朝起きたとき、手と足を思いっきり、グー、パーってしてみて」とおっしゃいました。それから毎日、朝晩に10回ずつグー、パー、と手を握って開くのをやってみました。

2、3ヶ月したころでしょうか、手が冷たくなる感じが和らいで、剣指も自然と握れるようになりました。今はうっかり「ピース」になってしまうことが減りました。
手先まで血行がよくなるように、最近は手だけでなく腕、肩もストレッチなどでよくほぐすように気を付けています。

2016年2月8日月曜日

雲手の手はゆっくり返す

前から別の教室で「雲手(ゆんしょう)の手ができてない」と注意されていました。今日はアドバイスをいただいて、なんとなく解決しました。

先生の雲手を見て、「真ん中を手が移動するとき、腕がどちらかというと縦になって見える」となんとなく感じていました。それは「ひじを下げるから」なんですね。ひじを緩めて下げると、なんとなく先生と似た形に落ち着きました。

そして、身体の脇に来るとき、手の平が外側に返る動作。私は、どちらかというと外に押し出すように一気に返していました。違っていました。腕が身体の斜め45°くらいに来たら、意識して肩甲骨を下げると、自然と徐々に手が返ります。そして、足を開いたり、寄せたりするタイミングで手を上下切り替えます。

手首が返ったり無理に水をかくようなどうさになったりなどせず、どこにも力がかからないで、手が自然と動く感じがしました。

2016年2月7日日曜日

「野馬分鬃」の手は下げる手を意識する

「野馬分鬃(イエマーフェンゾン)」の手の動きは、よく「手でやらない!」と注意されます。

今日は上下に分ける手の「下げる手だけを意識する」、というアドバイスを受けました。井戸のつるべのように、片方が下がれば、もう片方は自然と上に上がってくるのだそうです。

下げた手が腰の斜め前に落ち着いたとき、「沈肩墜肘(ちんけんついちゅう)」を意識しました。すると、肩前に出した手も自然と肩が下がって、下がりきったとき、手先が上がる感覚がありました。

胯(クワ)の位置は、おへそと同じ正面のまま

今日の教室の歩行練習テーマは「『踏む』ということの確認」でした。「野馬分鬃(イエマーフェンゾン)」の歩く練習で、弓歩を作るときは、かかとからつま先に「ジワッ」と足の裏を踏むのだそうです。

やってみたところ、私の場合は、胯(クワ)の位置が動いてしまうのが問題でした。左右の胯が、いつもおへその向きに対して正面を向くように、下のように練習してみました。

1. 弓歩のとき、後ろ足の側の胯は、前足の胯と同じ位置に保ち、2つの胯を正面を向ける
後ろ足について行ってやや後ろに下がっていたのを前に直すと、しっかりと後ろ足が伸びる感覚がありました。

2. 重心を後ろに戻す(後坐)ときは、意識して前足の胯を後ろに下げて、後ろ足の胯と同じ位置に保つ
前足の胯が前に残っていると、しっかり後ろ足に重心を乗せられませんでした。

3. 前足の胯を開き両手でボールを作るときは、おへそを斜め前に向けるので、後ろ足の胯を意識して前に送り、おへそと同じく、両方の胯が斜めを向くようにする
後ろ足の胯がしっかり前に来ると、両手でボールを作ったとき、手の平が上下しっかり合わさりました。