2016年4月7日木曜日

ひとつできているときは、全部できている

例えば、野馬分鬃の歩行練習。ひとつ動作をする前に、肩甲骨を下げることを意識します。意識しているのは肩甲骨なんですけど、不思議と身体全体が快適に動く感覚があります。

身体のどこか1箇所を意識して、上手く使えると、他のところも全て、上手く使えているのだそうです。なぜって、「一動全動」だから。
お教室では毎回身体の色々な部位を意識します。肘、足の裏、おしりから膝、ふくらはぎの筋肉…角度を変えてアプローチするんです。

中でも、腰から下の土台が結構大事みたいです。上半身が違和感があるときは、大体足元がきちんとしていないんです。ペア練習で上手にいかないときは、まず足元をチェックします。「ほらあなた、弓歩が腰浮いてるから(笑)」っておっとっと、と直すと「ほらこれならできてるじゃない」という感じです。

2016年4月6日水曜日

先生と上手く付き合う

「先生によって言われることが違うかもしれないけど…」火曜日の先生に習い始めたとき、こんな風に前置きされました。本当に太極拳って、どうして先生によってこんなに色々教わる内容が違うのでしょうね。

先生のアドバイスは、とにかくお教室のその場では「はい」と先生に従うこと。実際、そうやって穏便にやりすごすのが安全だと感じています。
目先は違うことを言っていても、「結局同じようなことを伝えたいんだな」というときもあります。

ではどうやって私は毎回ブログに「今日はこんな質問をしました」なんて書いているのでしょう。幸い、先生には「何でも質問していい、むしろ質問してほしい」と言われているんです。その場で答えることができなくても、帰って調べてくるのもまた勉強になるからと。

お教室の流れを止めない程度に、来週も質問してきます(笑)

2016年4月5日火曜日

甩手(スワイショウ)

今日の火曜のお教室で、準備運動の基本功も結構進んだ頃、先生が「甩手(スワイショウ)やったっけ?」とおっしゃいました。まだだったので、「先にやらなけれいけなかったのに」とその場から「甩手」をやりました。「甩手」は結構最初の方にやるのがいいみたいです。

いつもお教室では最初の最初に「甩手」を100回やります。「起勢」のように足を肩幅に開いたら、軽くこぐような感じで、最初と最後は小さくして、段々振り子を大きく振るように、両手を前後にブルン、ブルンと振るんです。

このとき、下半身はなるべく固定します。(私は上半身もあまり揺れないようにしています。)

最後、段々手の振りを小さくしていって、自然と手の動きが止まったときは、身体の力は抜けているんだそうです。
今の先生に習い始めた頃、上手く力が抜けなくて、「ちょっとこうやって揺すってみて」と甩手を2、3回やってから、動作を教わったりしていました。

斜身靠(シエセンカオ)

今日の火曜48式のお教室では2段の最初、「斜身靠」(シエセンカオ)をやりました。

1段最後「攬雀尾」を終えた姿勢から後坐して、つま先を上げ左足を正面に戻しながら両手を左右に開きます。そのとき、両腕を広げすぎないように、左手は元の位置に残したまま、右手を開く気持ちで分けます。

私の場合は右足の重心が問題でした。「後坐」をで下がりすぎた勢いで正面を向くと、右足の外側に重心が行ってしまい、足の裏は全部付かないし、おしりが出てしまいます。「後坐」は少しでOK。身体の半分だけ回す気持ちで正面を向くと、きれいに右足が付いていました。

歩幅をとって右足を右方向に出し、下半身は弓歩へ移ります。(左足は蹴り出します。)手は分掌から胸の前で交差させる。この動作は、相手が打ってくるのを左手で受けていると考えるそうです。交差させた両手は軽く前へ押しだし「掤」させてから、拳にしながら上下に分け開きます。

手を拳にするタイミングは自然でよいということでした。昔初めて48式を習ったときを思い出して「右足を出したときに手が『×』、つま先を付けたら拳を握るですか?」と聞いたら、「結果としてそのくらいのタイミングになる」んだそうです。

2016年4月1日金曜日

逆腹式呼吸

太極拳では「逆腹式呼吸」をするのですって?普通の反対だからつまり、息を吸うとお腹へこんで、息を吐くとお腹が膨らむ…!?

先生に「聞いたことない?」と訊かれたとき、「あり得ないです!信じられません!」と言ったら、できるように私を誘導してみせてくださりました。先生の言うとおりにお腹を意識してみたら、私も「逆腹式呼吸」をしていました。

感触としてはこんな感じでした。お腹の中がボールのように丸く空洞になっていると想像します。普通の腹式呼吸では、息を吸ったとき、ボールを横方向につぶすというか、膨らませます。逆腹式呼吸では、縦方向に膨らませます。どちらの呼吸法でも、肩は上がらずそのままです。

逆腹式呼吸では、息を吸ったとき、お餅を縦に引っ張ったときのイメージと言いましょうか、伸びてる部分は細くなります。息を吐くときは力を抜いて、上がったのがダラダラ~ッと降りてくる感じです。緩むとき、まぁ、凹んでいたのが直った分、膨らんだといえるかもしれません。