2018年9月19日水曜日

もう一度、站椿功

今週からお教室で、基本功のおさらいが始まりました。まずは、站椿功(たんとうこう)から。

太極拳のときの姿勢は、立つだけの力を使い、他は力が抜けているのがよいと。その他の無駄な力を抜いていく練習として、站椿功があるようです。

「開歩(カイブー)」で足を肩幅に開いたら、ふわーっと浮き上がっていく感覚で両腕を上げます。肩の高さまで来たら、気のボールを抱えるように腕を丸めます。ボールは柔らかくてつぶれやすく、腕の全体がボールに触れているイメージで抱えます。このとき、親指が反らないように気を付けます。他の指と同じように、左右でつながっているように保ちます。

この姿勢のときに心がけるのが、
虚領頂勁(きょれいちょうけい)
沈肩墜肘(ちんけんついちゅう)… すみませんまだあった気がするんですけど…。

姿勢ができたら、身体のどこかに力が入っていないかチェックしていきます。「力が入っているな」と感じたところに意識を向けて、力を抜いていきます。

この、立っているときの姿勢の大前提になるのが、「命門(めいもん)が膨らんでいる」状態だそうです。背中側で、おへその真裏くらいの高さの場所を、ほんの少し膨らませます。ひとまずお教室では、「必ず膨らむ訳じゃないけど、まず、骨盤は意識的に前に突き出してみてください」ということになりました。

ここからは私の場合です。私は上の話に加えて、おしりをキュッと締めます。次に、横から見て、自分の身幅の後ろから1/3くらいの位置に重心を置く意識をすると、命門が膨らむというか、姿勢が安定する感じがします。おへそがお腹の中に埋まっていって、その後ろから1/3くらいの場所に来るイメージです。

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