2017年2月15日水曜日

「双峰貫耳」の腕の伸び方

昨日のお教室で、「双峰貫耳」も復習しました。両拳で相手の腕の内側をなぞってこめかみに達する動作について。

最初は自分の手の甲で相手の腕を捕らえますが、次にはどちらかというと肘で相手の両腕を押し広げます。従って、厳密には、拳はずっと相手の腕に触れているというのでもないようです。

身法としては、ここでも、「肩→肘→手」の順に使っていきます。肘を軽く張って、自然と拳が相手のこめかみに伸びていきます。
そのとき、肩を下げることを忘れないように。肩も意識してみると、肩甲骨をすごく使った感覚があり、肩こりが取れそうでした(笑)

攬雀尾の「按」

昨日の太極拳のお教室で、攬雀尾の「按」でおしりが出ない方法を教わってました。手が「按」のとき、前足が虚歩で、後ろ足に重心がかかった姿勢のとき、後ろ足側のおしりが出てしまっていたんです。

私の場合はまず、上半身を後ろに引き過ぎていました。後ろ足のかかとの真上におしりが来るまでしか下げません。
次に、後ろ足側のおしりのお肉を、おしりの真ん中を通り過ぎて、前足側に寄せるのをイメージするそうです。やってみると、重心がしっかりと真ん中に来た状態で、上半身を移動できました。

重心を前に移動した「弓歩」のときは、逆に、前足の側におしりのお肉を寄せるようイメージしてみました。やはり、前足側に身体が傾くのを防げる感覚がありました。
片方の足に重心を移すとき、軽くなる足の側におしりのお肉を寄せるイメージを持つこと。しばらくこんな練習をしてみようと思います。