2017年4月25日火曜日

退歩穿掌

今日の48式のお教室のおさらいです。

1. 「左右穿梭」の右方向が終わったら、打ってくる相手の拳を振り払うように、右手を顔前に振り下ろします。そのとき、右足のつま先は、「穿梭」のときに右斜め前を向いていたのを、前方向まで入れます。(前方向よりさらに左へ行ってしまっても、別にかまわないそうです。)左手は、手の平が下で左脇まで下がっています。

2. 上半身はそのままで、右足を、一つ前の、つま先が前方向になった状態から、一度左足のそばに寄せます。

3. 左手は左の腰から一度喉の前を通って前に差し出し、前方にいる相手の喉を突きます。(つまり、自分ののど元の高さと同じところを突きます。)同時に、右手は手の甲で左手の肘を支えます。(指でなく手の甲になるように、気を付けましょう。)左手の手首は折れてはいけませんが、力が抜けているので、完全な直線にはなりません。
このとき、右足は、左足から横1足分の歩幅を開けて後ろに出し、弓歩になります。動作としては「進歩(ジンブー)」だから、横の歩幅を取りすぎても弱くなってしまうのだそうです。

2017年2月15日水曜日

「双峰貫耳」の腕の伸び方

昨日のお教室で、「双峰貫耳」も復習しました。両拳で相手の腕の内側をなぞってこめかみに達する動作について。

最初は自分の手の甲で相手の腕を捕らえますが、次にはどちらかというと肘で相手の両腕を押し広げます。従って、厳密には、拳はずっと相手の腕に触れているというのでもないようです。

身法としては、ここでも、「肩→肘→手」の順に使っていきます。肘を軽く張って、自然と拳が相手のこめかみに伸びていきます。
そのとき、肩を下げることを忘れないように。肩も意識してみると、肩甲骨をすごく使った感覚があり、肩こりが取れそうでした(笑)

攬雀尾の「按」

昨日の太極拳のお教室で、攬雀尾の「按」でおしりが出ない方法を教わってました。手が「按」のとき、前足が虚歩で、後ろ足に重心がかかった姿勢のとき、後ろ足側のおしりが出てしまっていたんです。

私の場合はまず、上半身を後ろに引き過ぎていました。後ろ足のかかとの真上におしりが来るまでしか下げません。
次に、後ろ足側のおしりのお肉を、おしりの真ん中を通り過ぎて、前足側に寄せるのをイメージするそうです。やってみると、重心がしっかりと真ん中に来た状態で、上半身を移動できました。

重心を前に移動した「弓歩」のときは、逆に、前足の側におしりのお肉を寄せるようイメージしてみました。やはり、前足側に身体が傾くのを防げる感覚がありました。
片方の足に重心を移すとき、軽くなる足の側におしりのお肉を寄せるイメージを持つこと。しばらくこんな練習をしてみようと思います。